- 「お金」とは何者だ？ （2023年12月）
生活に必要な「お金」
今回は「お金」の価値について考えてみる
多くの人は、働いて収入を得ている
そして、銀行からそれを引き出して、
財布に入れる…
財布の中の１万円札は、今日も明日も、
その価値は変わらない
しかし、これって、本当なのだろうか？
たしかに、今日と明日では価値は同じだ
だが、１年後、５年後、10年後、
はたまた、50年後はどうだろうか？
未来のことは誰にも分からないので、
ここでいくら推測しても無駄であろう…
では、過去にさかのぼってみると、
どうであろうか？
今から約60年ほど前の、昭和40年頃…
そのときの大卒初任給は、なんと約３万円！
そして、現在2023年の大卒初任給はというと、
約22万円… 約７倍も違う！
しかし、当時の１万円は今の７万円分くらいの
価値があったはずだ！
その当時の電化製品とかの値段も今よりも
ずっと安い金額で買えたからだ！
では、
そのときに得た「１万円札」を現在まで
大切に保管しておいたとして、
その１万円札を現在、使おうとしたら、
どうなるだろうか？
昭和40年頃の１万円札は、現在だと、
約７万円くらいの価値があるから、
７万円分の買い物ができますよ
…とうことにはならない（当然！）
約60年前の１万円札だとしても、
現在の１万円札と同じ扱いになってしまう…
これが、「お金」が「？」なところだ
そう！
「お金の価値は一定ではない」ということ！
もっと、分かりやすく説明してみよう
「りんご」１個の現在の値段が、140円としよう
60年前の「りんご」の値段は、1/7で20円となる
しかし、「りんご」の中に含まれる、
ビタミンやミネラル、食物繊維の量は、
７倍も違うということはない
ほとんど、変わりないはずだ！
なのに、「りんご」１個に支払う金額が違う…
これが「お金の価値が一定ではない」ということ！
さらに、分かりやすい例…
台風で各地の農作物に甚大な被害が出ました…
台風前の「りんご」１個が140円
台風後の「りんご」１個が280円（２倍）
こういうことは、身近によくあることだよね
需要に対して供給が少なくなるから、
「物価が上がる」ことになる
でも、台風前後で「りんご」に含まれる
ビタミンやミネラル、食物繊維の量は、
ほとんど同じなはず…
そうすると、「りんご」１個を買うために
費やすための「お金の価値が下がっている」
と言える…
そんなとき、ワタクシはこのように
値上がりしたモノは買わない
「お金の価値が低い」使い方になるからだ
ワタクシは、「お金」に対して、
こういうふうに考えてしまうのだ
これまでの説明は、いわゆる「インフレ」
インフレと聞くと多くの人が、
「モノの値段が上がること」と言う
これは正しい
そして、それと同時に、
「お金の価値が下がること」でもあるのだ
買おうとするモノの「物体」としての価値は
変わりないはずなのに、支払う金額が変わるって、
やっぱり変だよねって思ってしまう
「お金の価値は一定ではない」…
多くの人は、その「お金」を得るために
普段、仕事をしている…
価値が一定ではないもののために、
必死に働いている…
これはこれで、ちょっとバカバカしく思う瞬間も
あるのではないだろうか？
今回、言いたいことは、ココ！
インフレの話ではない！
「お金」の価値は急激には変わらない…
数十年たった後に、だいぶ変わったな～、
と気付くことはあっても、
数年のうちに気付くことは、そうそう無いことだ
しかし、現在2023年、モノの値段が上がっている！
外食に行っても、200円くらいは値上がりしてる
以前は1200円だったメニューが1400円、
といった具合だ
この例だと17％増し、ということになる
これは、結構な値上げ率だ
毎年50円ずつ４年かけて200円値上げする、
いわゆる「ゆでガエル」的な値上げとは違って、
一瞬で値上がりを感じたところだ
実際に、外食した際に値上がりを目の当たりにし、
ワタクシは、
「モノの値段があがったな」と口にしつつも、
「お金の価値が下がったな」と心の中でつぶやいた
あ～、こんな「価値が変動するもの（お金）」
のために働いているのか～
と思うと、やっぱりバカバカしく思ってしまう
そう思わない人は、ある意味、幸せでイイね…
…ということで、「お金」とは、
短期的では、十分に信じうるものだが、
長期的には、途端にインチキくさいもの
になってしまう、という話
みなさんは「お金」に対して、どう考える？
ワタクシは、働かないで「お金」を増やす方法を
考えたい～！
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